くるくるワイドとは、魚屋さんが考案した手法です。
トレンドフォロー(本体)とトラリピ(トラップ)を組合わせた手法と解釈しています。
大きな利益を取りにいくというよりも、小さな利益を積み上げていく手法と思います。
ポジションを持つ時間が長くなるので、資金管理がとても重要になります。
基本
くるくるワイドの保有ポジションは、買いが基本です。
なぜなら、サブタイトルが「おいしいスワップの受取り方」だからです。
売りでも可能ですが、マイナススワップなので向かない相場もあると思います。
- 本体(トレンド方向に仕掛けるポジション)
- トラップ(本体とは逆方向に仕掛けるトラリピ)
- ヘッジトレード(本体とは逆向きに仕掛けるデイトレ)
さらに利益化を目指すポジションとして
- 固定ポジション(本体とは逆向きに仕掛けるポジション)
- 福利(本体と同じ方向に仕掛けるポジション)
があります。
ポイントは、出口(利益確定ポイント)は動的であることです。
最終的に出口(利益確定ポイント)で、
利益 = 本体ポジションの売買益 - トラップの塩漬け損
に加えて、トラップがくるくる回転して得られた利益、ヘッジトレードの利益、固定ポジションの損失、福利の利益が加わります。
正直、FX初心者の人には難しいと思います。
まずは、基本ポジションで利益を上げながら、理解を深めていくことが最短であると考えます。
魚屋独自の概念があるので理解するのに時間が掛かりますが、資金管理の考え方は参考になります。
ステップ1
本体とトラップのみで運用します。
くるくるワイドは、本体の枚数、通貨によって保有時間が長くなります。
本体を7万通貨とすると、7円の上下で決済です。
本体が3万通貨であれば、3円の上下で決済です。
また、ポジションを仕掛けるにあたり、長期的にどのような動きになりそうか予測を立てる必要があります。
トラップは、本体の枚数と同数ポジションを本体の反対売買で仕掛けます。
例えば、現在1ドル100円とすると、
本体7万通貨買い(1万通貨×7枚)、100円
トラップ7万通貨売り(1000通貨×70枚)、100円~106.9円幅
本体決済、トラップ損切を設定しておきます。
ボラティリティが激しく大きく動けばトラップが利益を積み上げ、動かなければ本体のスワップが利益を積み上げてくれます。
史上最安値(最高値)まで耐えられる証拠金があれば、本体の損切りは設定しなくてもほぼ問題ありません。
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